新年度スタート!新入社員も先輩社員も知っておきたいテレワークのマナー
新しい年度が始まり、街には初々しい新入社員の姿が見られる季節となりました。多様な働き方が広がり、テレワークの一般化に伴ってビジネスのあり方やマナーも変化しています。そこで、今回はシステム開発の株式会社LASSICが運営する「テレワーク・リモートワーク総合研究所」が行った20歳〜65歳のビジネスパーソンを対象にしたテレワークのマナーについての調査結果をもとに、新入社員から先輩社員まで、誰もが押さえておきたいテレワークのマナーについて探ってみましょう。
テレワークのマナー調査結果
「テレワークで気を付けているマナーがあれば教えてください。」という質問に対して、最も多い結果は「時間は厳守する」の52.9%でした。その他にも、「チャットを見たらリアクションをする(37.3%)」、「喋らないときはマイクをオフにする(34.4%)」、「通信環境を整える(26.5%)」、「資料は事前に共有する(20.6%)」といったマナーが挙げられました。「時間を厳守する」などテレワークでも社会人としての基本的なマナーが重要視されていることが分かります。「チャットを見たらリアクション」「喋らないときはマイクをオフにする」「通信環境を整える」など、テレワークならではのマナーも見受けられます。
年代別のマナー意識の違い
20代と60代を比較すると、マナー意識には明確な違いが見られます。例えば、「時間を厳守する」という項目に対して、20代は40%程度であるのに対し、60代は68.3%という高い割合が示されました。社会人のベテランであるほど時間への意識の高さがうかがえますね。
また、「チャットを見たらリアクションする」のオンライン上でのマナーに関しては、20代は40%以上が意識しているのに対し、60代は27.8%にとどまっています。メッセージが次々と流れるチャットのコミュニケーションは「確認した」ことを相手に伝えるため、見たらリアクションをとるというマナーが若い世代にはより浸透していると言えます。さらに、返信とは違い絵文字などで反応を返す「リアクション」というチャットの機能にも若い世代は慣れています。若い世代ではプライベートの連絡手段でもチャットの利用率が高く、スピーディーなやりとりが可能なチャットの特性に理解が深いと言えます。
これらの違いから、年代によってマナーへの取り組みや理解の深さに違いがあることが分かります。若い世代はプライベートにおいてもオンライン環境に慣れているため、新しいマナーを取り入れやすい傾向があります。
テレワーク時代のビジネスマナーの変化
オフィスでもテレワークでもビジネスマナーの基本は同じです。しかし、テレワークが普及する中、オフィスとは異なる新たなマナーが求められる場面もあります。働き方改革法案が施行されてから5年、柔軟な働き方が広がる中でテレワーク環境でも適切なコミュニケーションや時間管理が重要とされます。様々な世代が共存する中で、皆が新しいマナーを知り、オフィスワークでもテレワークでも気持ちよく働ける職場を作っていきたいですね。